2019.01.04
縄文のふる里 謎の大湯環状列石
縄文時代後期の遺跡である「大湯環状列石・ストーンサクークル」は数多くの謎を秘めたまま、ホテルの直ぐ近くの丘陵にあり、わが国では最大の環状列石である。
「万座」と「野中堂」といわれる2つで構成されている。使われている石は7キロほど離れた安久谷川から運ばれていることから権力者の影も窺えるが、構築目的は大規模な墓地と推定され、副葬品の出土や儀礼に使ったとされる掘立柱建物遺構が発見されている。
さらに、列石には日時計状組石があり、ここから環状列石の中心部を繋ぐ方位に夏至の太陽が沈む計算がなされていて、季節の暦としても貴重な遺構ともなっている。
また、すぐ近くにピラミッド伝説が囁かれている黒又山があり、不思議なパワーも感じるスポットとなっている。
なお、大湯環状列石は北海道や他の東北の縄文遺跡とともにユネスコの世界遺産に暫定登録されている。
(文責 来満さま 12-3)
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