2016.08.10
青垣山の麓、うるわしの里・鹿角は金山をはじめ、温泉など、恵み豊かな土地でありました。しかし、戦乱が続いた戦国の末期には、秋田安東に攻め込まれ、南部方であった鹿角は攻略寸前までに追い込まれました。そこで、大湯温泉のある「鹿倉城主・大湯四郎左衛門昌次」は南部方の先陣にあり、鼓舞を高めるため、太鼓・法螺貝・鐘などを打ち鳴らし防戦、一気に形勢を逆転し領土を守りました。凱旋する戦士を大湯温泉の村人は、笛や太鼓、歌や踊りで労ったといわれます。
やがて、平穏が続いていた鹿角の里にも、秀吉の東北攻めが押し寄せます。南部方であった鹿倉城もむなしく落城、多くの屍が野に晒されままであったといわれます。村人はその霊を慰めるため、太鼓を敲き供養したといわれます。その後、お盆が来るたびに太鼓での供養が受け継がれてきたのです。
大湯大太鼓まつり 8月15日 ホテル鹿角の前の広場で開催
直径1.2m・胴長1.5mの大太鼓が50台ほど集まり打ち鳴らされます。
その轟音は、まさに雷鳴のごとく、鹿角地方の夜空に響き渡ります。
県指定・重要無形民俗文化財「大湯大太鼓まつり」。その迫力をお楽しみください。
おっと、言い忘れた。私のホテルの「木村総支配人」「フロントの千葉主任」も、大湯大太鼓の打ち方の名手です。ホテル鹿角に泊まって祭りを楽しもう!
因みに、ホテル鹿角のロビーには1年中、この大太鼓が4台、展示してあります。ホテル鹿角に来たら、ドンドンとたたいてみてください。
ホテル鹿角の湯守神・来満さまだって 轟音に「ブルブルする」ですぞ~
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