2016.08.03
過酷な真夏の駅伝大会 高低差818m タスキを繋いで73.7㎞
今年も8月7日、恒例の「十和田八幡平駅伝競走全国大会」が開催される。
午前8時に十和田湖畔・休屋をスタート、ホテル鹿角の大湯温泉まで一気に下って、平坦な鹿角の美しい田園風景の中を走り、急な昇りを耐えて、八幡平・大沼のゴールを目指す。終戦後まもない昭和23年、日本マラソンの父と称される故金栗金三さんが提唱、大会は回を重ねて今年で69回目をむかえる。
第1回のエントリーは秋田・青森・岩手・山形の4チーム、地元の秋田が勝利した。第5回には中央・法政・日大の大学生チームに社会人チームも加わり華やかとなった。そして、現在でも駅伝大会ではお馴染みの旭化成が優勝している。
昨年の第68回は24チームがエントリー、ヤクルトが3時間45分48秒で優勝。公務員ランナーでリオのオリンピックを狙っていた川内優輝選手や藤原新選手などもいずれかの区間を走破している。真夏の過酷で厳しい環境の駅伝だが、価値のある全国駅伝大会として定着している。
さて、第69回の今年は、有力な団体・企業・大学など40チームがエントリーした。太陽の照りつける夏の日になるか、レース展開はどうなるか、楽しみな8月7日である。
因みに、日本に国立公園が制定され今年で80年。
十和田湖は第一回の指定だから今年で80周年となる。
そして、20年後に八幡平が指定され今年で60周年、いずれも節目の年を迎えた。
現在ではこの2つは統合され「十和田八幡平国立公園」と称されている。駅伝はこの国立公園を駆け抜ける。選手には過酷だが、写真などに撮れば 背景の美しさが際立つ1枚 となる。
十和田湖から駆け下りてきて最初の中継地点、大湯温泉は開湯800年、ホテル鹿角がある。
ホテル鹿角の湯守神・来満さまは「体の疲れを温泉で癒して」と心からの応援をしている。
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