来満さまのつぶやき

2016.07.22

餌を食べない池の鯉

ロビーラウンジからは四季それぞれに美しい庭園が広がる。夏のみどり、秋のもみじも心和むが、冬の雪景色も絶景である。そこに山から流れてくる水を利用した池がある。
季節にはカモがやってくる。白い胸のセキレイが水浴びやのどの渇きをいやしにくる。リスはチョコチョコと走り回っている。ニホンカモシカがやってきたという話も聞いた。
ただ、残念なことに池には魚がいない。かつて、放したことがあったけどその都度「サギ」にやられてしまったとのこと。

そこで・来満さまの・挑戦!

去年の初夏、錦鯉、12センチ位、1匹1500円を10匹放したらスイスイ泳ぎ回った。次の朝、勇んで池の淵まで餌やりに。しかし、なんと1匹の姿もいないのだ。ホテルのスタッフは、やはり「サギ」の仕業と言う。次の日も、次の日もいない。大量の餌だけが残り15000円がパアとなった。
ところが、今年の6月、9匹の錦鯉が、なんと20センチを超える大きさとなって、池の中を一塊となって、静かに泳いでいるではありませんか。なんと1年近く「サギ」の嘴を逃れるために、ひたすら岩陰に潜んでいたらしい。

そこで、大量に残っていた餌の出番となった。「さあ!おいしい餌をお食べ」と。
ところが、投げ入れた餌の波紋を感じると、みんな岩陰に急いで逃げて隠れてしまう。藻か何かが主食となっているのだろうか。人工の餌のうまさを知らなくて育った警戒心の強い鯉。

来満さまの、餌やりの挑戦が続く日々は、そろそろ1か月となる。

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