2019.01.02
十和田湖の決闘 八郎太郎と南祖坊伝説
熊野で修業を終えた南祖坊は権現様から鉄の草履を授かり、この鼻緒が切れた所を
今生の住処とせよとの神託を受け諸国を行脚していた。
そして、十和田湖の淵で鼻緒が切れたことからここが探し求めていた地と悟る。
その時、湖の水面が揺れ竜神となった八郎太郎が現れ「儂が湖の主だ。お前は何者か」と聞かれ、南祖坊は「熊野権現のご神託により今から私が湖の主とさせていた
だく」と答えた。二人は主の座を賭け決闘。法華経を唱え南祖坊が投げた経分は蛇
に化け、八郎太郎は九頭竜に変じて戦いは続いた。
天は雷鳴を轟かせ、地は激しく揺れ、水は鉄砲水となり荒れ狂った。
やがて、最後の力を振り絞って投げた南祖坊の経分が鋭い剣となり、九頭竜を貫き
勝負は決着した。敗れた八郎太郎は日本海に逃げ、身を八郎潟に潜めた。
そして、南祖坊は清龍権現となり十和田神社に祀られたのです。
(文責 来満さま 12-1)
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