来満さまのつぶやき

2017.01.02

新年を飾るにふさわしい神々の舞                    1300年の伝統 ユネスコ無形文化遺産の「大日堂舞楽」

大日堂舞楽は、鹿角市小豆沢地区にある大日堂霊貴神社
(オオヒルメムチジンジャ)における、能衆達による舞楽の奉納です。
ことの起源は、養老7年(718年)、元正天皇の勅令で高僧行基が都から
遣わされた、大日堂落慶の式礼で奉納された舞楽とされ、以後、
この地域の4
つの集落の人々によって、1300年にわたり、
営々と継承し続けられてきたものです。

1月2日の午前9時過ぎ、太鼓と笛の音に誘われ、五本骨扇に日の丸を染めた
藍染の装束に脚絆、藁ぐつの能衆達がお堂前に集結、神主のお祓いを受け、
舞を披露したそののち、大きな歓声を上げ、竜神幡と呼ばれる幟を翳し、
勢いよく堂内に駆け込み、2
階の回廊で待つ若衆にその幟を次々と放り投げます。
これが前半のクライマックス。
堂内に立錐の余地もなく集まった観客からは、やんやの喝采がおくられます。

やがて、厳かに、舞楽の数々が繰りひろげられます。
舞は、笛、太鼓、お囃子に合わせ扇や鈴を手に「駒舞」「烏遍舞」「鳥舞」など。
そして、神々の舞との謂われをまさに象徴するように、袴、脚絆、打越に、
白梵天なる金色の面をつけた六博士といわれる能衆が、太刀を携えて鈴を
打ち鳴らして舞う「五大尊舞」が始まります。その舞は、舞うほどに神秘的な
輝きを放ち、観客はその荘厳さに息をひそめ、古代から伝わる伝統の重みを
実感するのです。

ホテル鹿角では、元旦の十和田神社の初詣に続き、厳かな新年にふさわしい
「大日堂舞楽」にもお客様をご案内、多くの方々のご参加をいただきました。
来満さまも毎年、新鮮な気持ちでご一緒させていただいているのです。

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