2019.01.10
鹿角の夏を熱く燃やす 花輪ばやし
「花輪ばやし」は東京神田明神の神田囃子、京都祇園祭りの祇園囃子とともに日本三大囃子といわれており、日本の山・鉾・屋台行事33件とともにユネスコの無形文化遺産に登録をされている。
祭りは鹿角の中心、花輪地区の総鎮守である幸稲荷神社の祭事で、1204年の神社創建時から続いているとされ800年を超える伝統がある。毎年8月19日と20日に行われ、
花輪地区10町が自慢の屋台を繰り出す。屋台は随所に金箔が施された総漆塗りの豪華絢爛な装いで、昼夜をかけて町内を練り歩く。太鼓、笛、鉦。三味線の音と若者の掛け声が一体となり、燃える熱気が鹿角の夏を熱く焦がす。やがて、すべての屋台が鹿角花輪駅前広場に集結、大勢の見物客の拍手に包まれ祭りは最高潮に達する。
花輪ばやしは鹿角の夏のすべてを昇華させるが、この祭りとともに鹿角の夏はいってしまうのだ。
(文責 来満さま 12-9)
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