2019.01.09
光る怪鳥伝説と尾去沢鉱山の発見
尾去沢の大森山に現れた光物体は20メートルを超える羽を持ち、金色の炎を吹きまくる恐ろしい怪鳥だった。怪鳥は大きな声で吠え、田畑を荒らしまわることから、村人は恐れ、ただ無事を祈るしかなかった。
ある時、山の方から大きな鳴き声が聞こえ、やがて、怪鳥は現れなくなった。
村人達が鳴き声のした方に行ってみると。沢の上流に死んでいる怪鳥がいて、胃の中を開けると金や銀がいっぱい詰まっていた。それを見た村の長老は夢のお告げの宝物が採れる場所はここだと確信。巨大な鉱山の発見へと繋がっていった。その後、村人は麓の獅子岩の嘴についた大量の血を発見、怪鳥退治が獅子のお蔭だったことを知り、お堂を建て恭しく祀った。
こうした伝説を持つ尾去沢鉱山は、最盛期には800キロに及ぶ坑道から莫大な銅を産出、近代日本の発展の礎となった産業遺産であります。
(文責 来満さま 12-8)
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