2017.02.06
ホテルのすぐ裏山で「鹿角りんご」と「鹿角・北限の桃」を
320アールにわたって栽培している佐藤さん夫妻が、1894年創設の
大日本農会が主催する農事功労者表彰「緑白綬有効章」を受章した。
これを記念して祝賀会が開催された。もちろん、来満さまも佐藤さんの
友人の一人として出席をさせていただいた。
佐藤さんは1968年から農業に携わり、リンゴづくりに励む一方、この地では
育たないといわれていた桃の栽培に乗り出す。苦節の末、桃は立派に育ち、
今や「鹿角・北限の桃」として一大ブランドとなるにいたった。来満さまは、
本当においしい「鹿角リンゴ」も「鹿角・北限の桃」もできれば海外、
それも東南アジアで超高級品として売れないかと考えている。それだけの
価値があると信じている。
さて、昨年の秋、台湾からのツアーのお客様が、たわわに実った佐藤さんの
リンゴ畑を訪れ、リンゴ狩りを楽しんだ。その数は延べ700名。
何しろ一番食べごろのりんごを、直接木からもいで食べるのだから
美味いと言ったらほんとに美味い。ジューシーでたっぷり蜜が入っている。
お客様は大喜びだった。
今年はそのりんごに加えて、9月の初旬には北限の桃狩りもすることにした。
去年にも増して大勢のツアー客が訪れることになる。絶対にそうなる。
何故ならこの企画は来満さまのアイデアだからなのである。
たわわに実ったりんごの木の下で、緑白綬有効章の達人の育てたりんごを、
味わうツアーの人たちの笑顔が、来満さまにはもう見えている。
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