2016.08.22
今や見かけることが少なくなった、赤い丸い郵便ポスト。
このポストのオリジナルはイギリスのようである。
日本では1900年ごろ鋳鉄製の第1号が登場したとのことである。
調べたところ、日本で現存する活躍中のポストは5300個ほどで、どうやら一番古いものは豊川稲荷の境内にあるとのことである。
因みに、驚きは東京23区内にはなんと5個しか現存していないとのことだ。
さて、ホテル鹿角のエントランスの一角にある赤く丸い郵便ポスト、正式には郵便
差出箱というそうだが、1950年ごろに大量に製造された郵便差出箱1号のひとつと
思われる。
しかし、この郵便差出箱1号は1970年に製造中止、以後は角形が登場することになる。
確かに郵便差出箱1号は貴重品だ。
何しろこの鹿角地域には3個しか現存しない。
ひとつは、日本最古の芝居小屋である小坂の康楽館前、もうひとつは、80年前に日本で第1号の国立公園に指定された十和田湖畔にあり、3個目がここホテル鹿角にあるだけだ。
そして、情報としてお知らせすれば、日本のホテルの草分けとして明治11年開業の「ホテル鹿角のグループホテル、箱根・富士屋ホテル」の庭先にも存在するのです。
素晴らしい歴史に触れ、美味しい食事をして・・・
どうぞ、富士屋ホテルにもお出かけください。
ところで、ホテル鹿角にある郵便差出箱1号の赤いポストは、現役だから当然ながら
郵便局の人が赤い車に乗って集配にやって来る。
さあ! ホテル鹿角に泊まって、旅の思い出を、親しい人に綴ろう!
そして、赤い丸い郵便ポストに投函しよう。
ハガキでも封筒でも、そっと入れれば「コト~ン」と懐かしいあの音がするから。
来満さま 懐かしい人の顔を思い出すたび 手書きの便りを出すことにしている。
今の時代 下手な字でも貰った人は きっと喜んでくれるだろうと思いつつ・・・
来満・ホテル鹿角 からと あなたにも いつか手紙を書こう!
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