2018.01.28
一昨年は「大川栄策・初春に歌う」、昨年は「四川省・成都から
レストラン陳麻婆がやってくる」と謳って開催した新春の企画。
今年は「大相撲大湯温泉場所」として落語とちゃんこ鍋をフィーチャーした
催しとしてお客様にお楽しみをいただいた。
また、落語好きの皆さんに昼席「林家正雀独演会」も開催をした。
落語は「林家正雀師匠」
講談もとに正雀師匠が自ら書き下ろした噺、お題は「幸助餅」。
じっくりと聞かせる感動の人情噺は思わず涙を誘う素晴らしい内容。
相撲のタニマチが高じてお店を潰した幸助は、女房のお玉が昔の稼業である
芸者に戻って生計をたてようというのを聞いて、その置屋の旦那に事情を話して、
二度と相撲に入れあげないからと約束、50両を借りる。しかし、その帰り道、
横綱・梅ケ浜に会い、その一番弟子の出世話を聞き、なんということか
約束を破り50両を祝いに渡してしまう。
しかし、その後改心、お玉のアイデアで餅屋を開く。幸助が餅をつき、お玉が
餡を詰めるのだが、その開業の日、梅ケ浜が一行を引き連れ、50俵の米と
小豆を持参、店前に積みあげる。さらに、幸助に替わって自ら餅つき。
そこに置屋から芸者衆が大挙して登場。店の周囲は溢れんばかりの人だかりに。
餅は売れに売れる。そこで、梅ケ浜は幸助が渡してしまった50両をなんと開店
祝いに差し出すのだ。其の後、店は大繁盛という「幸助餅」の一席。
正雀師匠、渾身の高座。最後は余興で、おめでたい踊りも披露し、
万雷の拍手で幕となった。
そして、元前頭「佐賀昇」のちゃんこ鍋。
60㎝の南部鉄器の大鍋2台にたっぷりの佐賀昇自慢のちゃんこ。
これ、定員越えの130名のお客様は鍋の底をさらうように食べきった。
料理はほかにビーフステーキを会場で焼き、前菜にお刺身や煮物に
ぶりの握りずしもあって食べきれないと思ったが、この夜の皆さんはまさに大食感。
ご満足いただけたと、来満さまはほっと一安心をしたものでした。
最後は、来満さまに「正雀師匠」「佐賀昇」とのじゃんけん大会。
商品は派手に「ホテル鹿角宿泊券」出しまくり、そして、正雀師匠の音頭で、
シャンシャンシャン、昼も夜も満員御礼・札止めの1日となった。
写真は ちゃんこをよそう佐賀昇
会場の様子
新春を寿ぎ めでたく鏡割り
正雀師匠と佐賀昇、来満様のじゃんけん大会
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