2017.06.16
ホテル鹿角から車で20分。
かつて、何万人という人が働いていた「小坂鉱山」があった町・小坂には、
閉鎖された鉱山の山肌に何百万本ものアカシヤが植林された。
今や、そのアカシヤは見事な成木となりこの季節には一帯を真っ白に染める。
明治時代から続いた鉱山の繁栄は、現在、国の重要文化財となっている明治の
芝居小屋「康楽館」・白亜の「鉱山事務所」・幼稚園だった「天使館」などを
残しており、近代の産業を知る貴重な遺産となっている。
特に康楽館は今も現役で「下町かぶき組」が年間を通して公演を
おこなっている。
そして、7月には恒例の松竹大歌舞伎も開催される。
今年は中村吉右衛門が座長で、5代目、中村雀右衛門の襲名披露も
おこなわれるなど、歌舞伎ファン必見の華やかな舞台が展開されることに
なっている。
さて、甘い香りを漂わせるアカシヤの花が満開の小坂町では、6月10・11日の2日間「アカシヤ祭り」が開催された。
来満さまも、好天の日曜日に行ってきた。
たくさんの人々で大賑わいの会場には、屋台が連なり、ステージでの演芸もあり、
手づくり感あふれる素晴らしいお祭りを楽しんできた。
来満さまは思う。
来年は多くの観光客を康楽館のお芝居と合わせてこの祭りにお呼びしたい。
そして、ホテル鹿角でゆっくり温泉と料理を楽しんでいただく。
そして、夕食にはとっておきの「アカシヤの花の天ぷら」をお出しするのだ。
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